樹木生理・生態学

他の植物と同様に、樹木は光と水と栄養分を吸収して成長します。一方、樹木は永続的な木部を生産し、草本よりも大きくなります。世界一高い樹木(セコイアメスギ)は高さが115mもあり、世界一大きな樹木(ジャイアントセコイア)はシロナガスクジラ30頭分の体積があります。樹木はどこまで高く、大きくなれるのか?巨大な樹木の隅々までどのようにして水を運び、光合成をしているのか?樹木生理・生態学的手法を用いて明らかにしています。

生理生態学研究の詳細については石井弘明のHP

森林保護・生態系復元

自然公園や社寺林などの都市緑地は身近な緑として、都市住民に親しまれています。しかし、都市環境において自然性の高い森林を維持するのは困難であり、園芸品種の侵入や病害虫の発生による樹木の 衰退など、様々な問題が起こっています。また、土地開発によって失われた自然林を再生する試みもありますが、目標とする植生や緑化施業の方法論は未発達であるため、都市環境における植生管理と生態系復元などの緑化手法に関する調査・研究を行っています。(生態系復元研究→石井弘明のHPへ)