森林資源ってどんな研究室?

「森林」といっても、屋久島のような原生林から、身近な里山、スギやヒノキの人工林、社寺林や森林公園などの都市緑地まで様々なタイプがあります。森林資源学研究室では様々な森林を対象に研究を行っております。また、森林の構成要素である樹木を対象とした研究を行っております。

 

3年生の後期に研究室に配属されると、週に一回の研究室セミナーに出席します。後期は先輩たちの研究経過発表、年が明けると卒論・修論の成果発表などがあります。これらを聞きながら自分が卒論で行いたい研究テーマを考えます。専門演習では野外調査を行います。主に先輩の野外調査のお手伝いをすることで、自分の興味がどこにあるのか探す機会にもなります。日程はみんなの時間割が空いている曜日を相談して決めます。

 

森林研究室では「自分のテーマは自分で決める」のが基本です。研究というのは自分で探求するものであり、単位を得るために先生にやらされるものではありません。教授や先輩と話し合い、最終的に研究テーマを決定します。この研究室では教員・学生ともに、各自が自分の興味に従って自主的に研究を進めています。(研究テーマについては、メンバー紹介ページをご覧下さい。)

研究室での生活

森林研究室ではフィールドワークを中心とした研究活動を行っていますので、シーズン中は各自がそれぞれのフィールド(調査地)に出かけていきます。そのため全員が研究室に集まるのは、前期・後期授業期間のゼミ週一回だけです。だからといって、他の時間に遊んだり、バイトばかりしていると研究が立ち遅れます。各自のテーマに関連する文献を調べたり、先生や他の学生の調査を手伝ったり、自分の調査の準備や段取りをしていたり、テーマが近い人どうしで集まって自主ゼミ(勉強会)をしたりと、忙しくすごしています。

 

神戸大学には演習林がないので、調査地は全て持ち主にお願いして使わせて頂くことになります。まずは各自の研究目的にあった調査地を探すことから始めます。もちろん、先輩が使っていた調査地で新しいことをはじめることもOKです。研究テーマや普段の生活パターン、就職活動などにあわせて、構内の樹木を対象に毎日こつこつやるタイプの研究から、海外遠征など短期集中型のものまで、様々なスタイルの調査があります。遠征中は24時間研究漬けになりますので、合計すると各自が調査に費やす時間と労力は近隣型でも遠征型でも同じくらいになります。

 

テーマと調査地が決まったら研究計画を立てます。先輩の研究や学会で見た他大学の学生の発表などを参考に、研究の目的と方法を明確に記した「研究計画書」を作成し、前期のセミナーで発表します。4年生は通常GW明けから6月中旬ごろに研究計画発表を行います。

 

研究室見学を希望する際は、石井弘明または東若菜宛にメールでご連絡ください。学部生、編入、また大学院から当研究室をお考えの人、どの方でも結構です。お待ちしております。

   石井弘明 :hishii☆swallow.kobe-u.ac.jp

   東 若菜:wakana☆port.kobe-u.ac.jp

  (注)★を@に変換して送信してください。